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人見知りの特徴

レベルに応じて改善が必要かどうか

自分は人見知りだと思いますか?という質問を多くの人にした場合、そうではない、と答える人はどのぐらいいるでしょうか。
もちろん中には初対面の人でも問題なく接することができる人は大勢いますが、そうでない人も大勢います。
殆どの人が、初対面の人相手には緊張してしまうでしょうし、どのように話をすれば良いのかわからない、と感じているのではないでしょうか。
では、そもそも人見知りとそうでない人というのはどのように分類することが出来るのか、ということについて考えてみましょう。

人見知りであるかそうでないかの違いは、「自分が人見知りであることで困っているかどうか」ということがポイントとなってくるでしょう。
自分には人見知りの傾向があると思っていても、日常的に困らないレベルで話をすることが出来るのであれば大きな問題にはなりません。
しかし、初対面の人とでは全く話をすることが出来ず、社会的に困ってしまうレベルにまで到達しているのであれば、問題のある人見知りということになってしまいます。
前者の人は特に改善を考える必要はない(誰にでもあるものとして受け入れることができる)ものですが、後者の人についてはある程度改善していくことを考えなければなりません。

では、そのことを考える上でも、そもそも「人見知り」というのはどんなものなのか、ということについて考えてみましょう。
これを見てみると、自分は意外に人見知りではないのかも、と思える事があるかもしれません。

人見知りチェックポイント

人見知りの特徴として1つ目にあげることが出来るのは「他人と打ち解けるのが遅い」ということです。
初対面の人と話をしていく中で、多くの人は段々と相手のことがわかってきて、付き合い方というのがわかるようになってきます。
ただ、人見知りの人は中々相手のことを理解出来ず、同時に自分のことが理解されていると思えずに付き合いに踏み込んでいく事ができない傾向があります。

長い時間をかければ付き合いが成立するという人も、初動が遅い人は人見知りの傾向があるといっても良いでしょう。
ただ、これについては一概に悪いことか、というとそうでもありません。
言い換えればこれは慎重に相手を見ている、ということに他ならないわけですから、場面によってはこの方が有利なことだって少なくないでしょう。

次のポイントは「人と目を合わせることが出来ない」ということです。
これについては初対面の人でも、付き合いの深い人でもある程度発生することがある項目でしょう。
人と話をする時に目を合わせることが出来ない、正面を切って話をするのが恥ずかしく感じてしまう、というような症状です。

これについても、必ずしも悪いことではありません。
先ほどにも紹介したように、多かれ少なかれ殆どの人が人見知りの気は持っているわけですから、いきなり目を見て話すということが相手にとってプレッシャーになってしまう可能性もあるでしょう。
人の方を向いて話せないレベルとなると少々問題はありますが、そうでないならばそれほど気にするべきものでもありません。

そしてもう1つ、これはプラスの能力だといえるかもしれませんが「人を観察する能力に長けている」ということが挙げられます。
人見知りの人は、相手の細かい行動や言動などに注目してしまい、それを分析することによって「まだ踏み込むことが出来ない」と判断してしまう傾向があるということです。
ただ、その分析の中には自分の主観が判断基準となることになり、そこでマイナス方向に解釈してしまうことが深刻な人見知りに繋がることになります。