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大人の人見知り克服法

向きあうことが大切

子供の場合、人見知りは個性の1つである、思っても構いません。
ただ、大人になってくると、自分自身がその個性のことを好きではなくなってきます。
人見知りがあることによって自分自身のことが嫌いになってしまう、という人だって少なくないことでしょう。
そこでここでは、大人が人見知りを治すためにはどんな方法があるのか、ということを考えてみます。

まず重要なのは「そもそも人見知りというのが何なのかと向き合う」ということです。
人見知りと近い言葉として「内気」や「恥ずかしがり屋」というような言葉がありますが、これらは人見知りを示す上で必ずしも正しい表現とはいえないでしょう。
内気や恥ずかしがり屋であれば、それほど社会的に問題があるわけではないためです。

人見知りというのは言うなれば「対人恐怖」です。
新しい人付き合いをすることによって傷つけられるかも知れない、という思いがどこかにあり、初対面の人と打ち解けることを潜在的に嫌ってしまうわけです。
恐怖を感じる事自体は、警戒をしているということですから完全に悪い事は言えません。
しかし、警戒すべきではないことまで警戒してしまう段階に入ると、それは病的なものになってしまうわけです。

原因を見つめる

次に考えるべきは「自分の人見知りの原因が何か」を考えることです。
大人の人見知りというのはその多くが、過去の経験によって創りだされています。
過去にあった何かによって「人付き合いに恐怖を感じる」ようになってしまったというわけです。
そのため、辛いかもしれませんが、まずは自分の過去を紐解いていき、どんな経験が自分の人見知りのルーツになっているのかを探りましょう。

例えば過去に「人から嫌われた」経験があり、それが原因となっているようなことがあるとします。
その時「なぜ嫌われたのか」ということを、大人の目線から客観的に眺めてみると良いでしょう。
子供の頃に人から嫌われるというようなことは、そう珍しいことではありません。

今になって思うと自分が悪かったと考えることも出来れば、相手が悪かったと考えることもできます。
ともかく重要なのは、「なぜか嫌われてしまった」という経験ではなく「こういった理由で嫌われてしまった」という経験へと解釈していくことです。
それが正確であるかどうかは別として、そうすることによって自分の過去を飲み込むことができるようになり「意味不明な恐怖」を感じることが少なくなります。
中には自分の外見や容姿に自信が無いということから人見知りに陥るケースもあります。
そのような場合には、思い切ってイメージチェンジをしてみたり、コンプレックスを隠すための整形を行うことでまずは自分自身が好きになれる自分をつくってみても良いでしょう。